半纏(はんてん・法被)の洗濯とお手入れの話

祭りが終わった翌週あたりに、決まって増えるお問い合わせがあります。「半纏(はんてん・半天・法被・はっぴ)は家で洗って大丈夫ですか?」というものです。
結論から申し上げますと、基本的に半纏には洗濯表示をつけておりますので、表示どおりにお洗濯いただければ心配はいりません。難しいことはございませんので、お祭衣装に欠かせない半纏の取り扱いを覚えて、長く愛用していただければ幸いです。

半纏(はんてん・半天・法被・はっぴ)の素材を確認しよう

素材によって表示が異なりますので全部が同じではありませんが、半纏(はんてん・半天・法被・はっぴ)は基本的にご家庭で問題なく洗濯できますのでご安心ください。

半纏に限った話ではありませんが、洗濯の方法は素材で決まります。半纏にもいろいろな素材が使われており、一番多いのは綿素材です。そのほかにポリエステルのもの、綿とポリエステルの混紡のものもございます。まずはお手元の一枚がどの素材か、洗濯表示で確認してみてください。

手入れが簡単な半纏(はんてん・半天・法被・はっぴ)はポリエステル素材

ポリエステルは綿と違ってシワになりにくいので、基本的にノーアイロンで大丈夫です。

とはいえ、洗濯後に濡れたまま丸めて放置、はさすがにいけません。形を伸ばして干していただければ、乾く頃にはシワもほとんど気にならない状態になっていることが多いので、そのままきれいにたたんで保管してください。

綿素材はシワになりやすいので、あて布をしてアイロンをかけると見違えます。ただし染物ですので、高温のアイロンは避けてください。(必ず洗濯表示に従って行ってください)

強すぎる熱は綿に限らず生地を傷めます。せっかくの衣装を台無しにしないためにも、温度には気をつけていただきたいところです。

よく祭りなどで見かける綿100%の半纏
こちらは綿とポリエステルが混合の半纏。シワになり難いです。

洗濯の際の注意点

ご注意いただきたいのは、プリントなどの加工を入れた半纏です。
商品についている洗濯表示は、あくまで加工をする前の状態のものです。
加工部分には当然その表示は適用されません。
当店で後加工を承った場合は、洗濯についてご不安な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
別の業者様で加工された場合は、その業者様にご確認いただくのが確実です。

名入れ加工をした半纏(はんてん・半天・法被・はっぴ)は、ドライクリーニングができなくなったり、加工部分に高温のアイロンを当てられなくなったりします。この点は基本的にNGとお考えください。

とはいえ、注意点さえ守っていただければ、ご家庭での取り扱いはまったく難しくありません。そこまで神経質になる必要はないと思います。
どうしても不安な場合は、クリーニング店にご依頼いただければ安心です。

半纏は大事に使えば何年も着られる衣装です。手をかけた分だけ愛着も湧いてきますので、ぜひ長く付き合える一枚に育てていただければと思います。

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