地方車(じがたしゃ)とは?よさこいを支える一台の話

「地方車って、何と読むんですか」「何をするための車ですか」。よさこいを始めたばかりの方から、時々こうしたご質問をいただきます。よさこいをやっている方やよさこいファンにはおなじみの存在ですが、一般にはあまり馴染みのない言葉だと思います。文字から車であることは想像がつくものの、いったいどんな車で、何に使うのか。よく聞かれる内容にお答えしていきます。

鳴子を掲げる踊り子と地方車

地方車の読み方

地方車は「じがたしゃ」と読みます。

つい「ちほうしゃ」と読みたくなりますが、じがたです。とはいえ、初めての方はまず間違えて読みますので、恥ずかしがることはありません。

もし間違えて読んでいる方が近くにいたら、そっと教えてあげてください。

地方車は何に使う車?

当然ながら、普段の買い物や送り迎えに使う車ではありません。あの車でスーパーに乗りつけたら、さすがに目立ちすぎます。

地方車は、よさこいチームのシンボルであり、音楽やパフォーマンスの一翼を担う車です。

演舞に合わせてマイクパフォーマンスが行われたり、夜にはネオンが光ったりする地方車もあります。

「地方車はこうでなければならない」という固い決まりがあるわけではなく、よさこいをより派手に、より楽しい演舞にするための車、と考えていただくのが近いと思います。

音楽を流したり太鼓の音を響かせたりしますし、かなり派手な装飾を施した地方車も多く見かけます。

演舞の際は、基本的に踊り子を先導して走ります。地方車が音楽を流し、それに乗って踊り子たちがパフォーマンスを始める、という流れです。

地方車賞

よさこい祭りの中には、演舞に対する賞とは別に「地方車賞」を設けているイベントもあります。

その名の通り、優れた地方車を仕立てたチームに贈られる賞です。

ですから各チームとも、地方車を単なる音響トラックとは考えていません。審査の対象になるものとして、制作にも本気で取り組んでいます。

地方車にかかる費用

チームによってやり方は様々ですが、地方車は、チームが一年中保有しているトラックではないのが普通です。

チームで所有していたり、メンバーの誰かのトラックを改造していたり、という例が全くないわけではないと思いますが。

基本的にはトラックをレンタルし、それをカスタムして使っているチームが多いはずです。

こちらもチームによってまちまちですが、主にかかる費用としては次のようなものがあります。

PA、音響関係

音を出すために必要な設備です。トラックの上ですから、ライブハウス並みの本格的な設備は難しいかもしれませんが、演舞に耐える音響はどうしても必須になります。

トラックレンタル代金、トラック運転手

トラックを借りればレンタル代がかかります。運転手を別に頼む場合は、その人件費も必要です。

ガソリン代

車ですから、走らせるには当然燃料代がかかります。

照明

地方車は照明で華やかにライトアップするものなので、照明関係の費用もかかります。

発電機

電気を使う機材が多いので、発電機も必要になります。

並べてみると、思ったより色々かかるものです。

金額はチームによって変わってきますが、100万以上は見ておいた方がよいと思います。

チーム同士で情報交換をして、安く仕上げる工夫を教え合うのもよい方法です。

こだわり出すと金額はいくらでも膨らんでいくので、予算とこだわりの折り合いをどこでつけるか。ここでメンバーの意見をうまくまとめることが大事になってきます。

実のところ、一番難しいのはお金より人の意見が割れることかもしれません。

全員が納得できる一台に仕上がるよう、チームでよく話し合っていただければと思います。

この記事を読んでいただいたのを機に、演舞だけでなく地方車にも注目して見ていただけると、よさこいがまた少し面白くなると思います。

当店はよさこい衣装の制作販売をしております。衣装とあわせて、こだわりの一台が完成することを願っております。

よさこい衣装のご購入はこちら

よさこい衣装のことは、専門店のお祭天国にお任せください。