【解説】鯉口シャツ ダボシャツの違いを徹底比較!

 

何気なく今まで着用していた、鯉口シャツとダボシャツ。違いを説明しようとすると中々言葉にすると難しいですよね。

インターネットで調べてもサイトによって説明文も異なってたりすると思います。

今回は具体的に何が違うのかをご案内させて頂きます。

 

 

鯉口シャツとは

鯉口シャツとは名前から鯉の口の形状を想像させますが、実際はどんな衣装なのでしょうか?


鯉口シャツの特徴と歴史


鯉口シャツは、日本の伝統的な衣装の一つで、特に祭りの場面で多く着用されるアイテムです。その起源は江戸時代に遡り、当時の職人たちが作業着として着用していたことに由来します。着用者の動きを妨げないデザインと、通気性の良さが特徴で、祭りのような活発な場面で大いに活躍します。

加えて、鯉口シャツの素材選びは非常に重要で、吸湿性に優れた綿や麻を使用することで、長時間の着用でも快適さを保つことができます。これにより、夏の暑い時期でも快適に過ごせるのが鯉口シャツの魅力の一つです。さらに、鯉口シャツはそのデザインの美しさでも知られ、祭りの場面において、視覚的な楽しさを提供します。地域ごとに異なる模様や色彩は、祭りの華やかさを引き立て、参加者にとっても観客にとっても、視覚的な楽しみを提供します。

 

多彩な柄で個性を演出


鯉口シャツは、その多様な柄で知られています。伝統的な和柄から現代的なデザインまで、幅広い選択肢があり、個々のスタイルや好みに応じて選ぶことができます。特に団体で参加する祭りでは、統一感を出しつつも個性をアピールする手段として、鯉口シャツの柄選びが重要です。

さらに、柄の選び方によっては、地域の特色や伝統を尊重しつつ、祭りのテーマに合わせたコーディネートを楽しむことも可能です。これにより、祭りの雰囲気を一層盛り上げることができるでしょう。また、鯉口シャツの柄は、その土地の文化や歴史を反映しており、祭りに参加することで、その地域の文化的な背景にも触れることができるのです。

 

 

ダボシャツのシンプルさとその魅力


対照的に、ダボシャツはそのシンプルさが魅力です。基本的に無地であることが多く、他の祭り衣装との組み合わせがしやすいのが特徴です。シンプルなデザインは、他のアイテムを引き立てる役割を果たし、法被や腹掛、股引などとのコーディネートが容易です。ダボシャツのカラー展開も豊富で、シーンに合わせた色選びが可能です。

これにより、どんな祭りのスタイルにも適応できる汎用性の高さが、ダボシャツの大きな魅力となっています。また、ダボシャツはシンプルでありながらも、細部にこだわったデザインが施されていることも多く、上品さを兼ね備えています。このため、祭りの場面だけでなく、日常生活でも使いやすいアイテムとして人気を集めています。

 

 

 

鯉口シャツとダボシャツの違いとは?

鯉口シャツ

明確な線引きがあるのか、もしくは地域によって呼び方が異なるだけなのかなど気になりますよね。

特徴分けしてご案内させて頂きます。

デザインの違い

鯉口シャツとダボシャツは一見同じような形に見えると思います。

しかし、よく見ると少し異なる部分もあります。知ったうえで見てみるとすぐにわかる部分なので是非覚えてくださいね。

ダボシャツはダボダボに身体に余裕をもって着用する事を前提に作られております。

逆に鯉口はどちらかというともう少し身体にフィットさせて着る事を前提としてます。

結局お選びいただくサイズによって着用感は異なってしまったりますが、制作の段階のパターンでは上記のようなイメージで制作しております。

袖の長さ

鯉口シャツは袖は7分丈になっております。

柄の違い

鯉口シャツは様々な柄物が多いです。勿論無地もありますが、ド派手な柄物も多いですよね。刺青をイメージした柄の様な少しやんちゃなデザインも多いのが特徴ですね。

その一方ダボシャツは無地の物がほとんどです。

その他の衣装との合わせ方

鯉口シャツは腹掛、股引と合わせて着用されますが、ダボシャツはされません。

ダボシャツに合わせるのは、ダボパンツといった専用のパンツがございます。

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鯉口シャツとダボシャツの特徴を比較

非常に似たデザインの鯉口シャツとダボシャツですが細かい特徴の差もあります。

シルエットの特徴

鯉口シャツはそで口が鯉の口のようにすぼまっております。その為、名前の通りではありますがその事から鯉口シャツと呼ばれております。先が細いのが鯉口って覚えちゃいましょう!

ダボシャツはすぼまってないので、余裕をもって着れるシルエットですね。

着用方法の特徴

鯉口シャツは裾を股引の中にいれておさめる着用方法が通常です。裾INです。

ダボシャツは合わせて履くダボパンツに裾を入れたりはしません。

その為、デザイン自体もダボシャツの方がゆるめに出来てますが、着用スタイルでもよりダボダボなシルエットになりますよね。

素材の特徴

鯉口シャツ、ダボシャツも共に綿素材の物が一般的です。

見た目のイメージの特徴

作りが鯉口シャツは身体のラインに沿ったデザイン、ダボは大きめのゆったりデザインになっておりますので鯉口シャツの方が引き締まったイメージですよね。

鯉口の柄はちょっと初めて見ると威圧感がるがらも多いですが、最近ではカラフルなポップな柄も増えてきております。

ダボシャツは無地で作られている事もあって派手さは無くラフなイメージですね。

 

 

 

祭り衣装のコーディネート方法

祭りではどのような着こなしが粋なのでしょうか?どうせならカッコよく着たいですよね!

 

 

法被と鯉口シャツの着こなし


法被と鯉口シャツを組み合わせることで、伝統的かつスタイリッシュな祭り衣装を完成させることができます。法被の下に鯉口シャツを着ることで、動きやすさを確保しながら、鮮やかな柄で個性を演出します。この組み合わせは、祭りのパフォーマンスにおいても動きを制限せず、見栄えを良くすることができるため、非常に人気があります。

さらに、法被と鯉口シャツの色や柄を工夫することで、より一層の統一感と華やかさを演出することができます。例えば、法被の色に合わせて鯉口シャツの柄を選ぶことで、トータルコーディネートが完成し、祭りのムードを一段と高めることができるでしょう。

 

 

鯉口シャツ、腹掛、股引の組み合わせ


鯉口シャツに加え、腹掛や股引を組み合わせることで、より伝統的で完成されたコーディネートが可能です。腹掛は胴体を保護し、股引は動きをサポートします。これらを組み合わせることで、祭りの場面での動きやすさと見栄えの両方を実現します。

さらに、色や柄の統一感を持たせることによって、より一体感のある祭り衣装を楽しむことができます。これにより、祭りの参加者としての一体感を高めるだけでなく、観客に対しても視覚的なインパクトを与えることができます。また、祭りのテーマや地域の特色に合わせて、色や柄を選ぶことで、参加者としての一体感だけでなく、祭りそのものの雰囲気をさらに盛り上げることが可能です。

 

 


地域の祭りでの衣装の選び方

お祭りによってどんな衣装を着るのが正解かはルールがある祭りもありますが基本ベースは一緒です。


団体参加時の衣装統一のコツ


地域の祭りに団体で参加する際には、統一感が重要です。鯉口シャツの柄を揃えることで、団体としての一体感を演出できます。また、法被や腹掛、股引の色合いを統一することで、さらに洗練された印象を与えることができます。団体での参加は、一体感と共にその地域の文化や伝統を尊重する姿勢が求められます。

これにより、地元の人々との交流が深まり、祭りの醍醐味を最大限に味わうことができるでしょう。さらに、統一感を持たせるためのアイテム選びや、細部にわたる配慮は、団体としての結束力を高め、祭りの成功に寄与します。

 

法被以外の祭り衣装アイテムの選び方


法被以外にも、祭り衣装には様々なアイテムがあります。例えば、足元を彩る足袋や、頭を飾る鉢巻などです。これらのアイテムを上手に選んで組み合わせることで、より一層祭りの雰囲気を楽しむことができます。特に、足袋や鉢巻は機能的でありながら、デザイン性も楽しめるアイテムです。

これらを活用することで、祭り参加者の個性をより一層引き立てることができ、祭りそのものの活気を高めることができるでしょう。さらに、祭り衣装のアクセサリーとして、扇子や手ぬぐいを取り入れることで、より一層の彩りを加えることが可能です。これにより、祭りの参加者としての個性を演出し、観客を魅了することができるでしょう。

 

一見すると同じような衣装に見える鯉口シャツとダボシャツですが、細かく比べると意外と異なる点が多いです。

そもそもは別の衣装になりますので、是非混合せずに別物としてご認識頂ければと思います。

鯉口シャツ、ダボシャツと共に半纏、法被等を始め色々なお祭り衣装に興味を持っていただけますと嬉しいです。

 

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