一度は聞いたこともある寸法で「尺(しゃく)」があると思います。
でも、いったい現代のミリ、センチ等に直すとどの位なのかを知らない方が多いです。
今回は一部ではまだ利用されている尺の長さについてのご案内をさせて頂きます。

鯨尺 と 曲尺って違うの?
こちらは良くある質問です。尺には鯨尺と曲尺がございます。
鯨尺は和装の世界で使用されている寸法で今回ご案内するテーマとなります。
曲尺は長さ自体も全く異なり、鯨尺の曲尺の1尺2寸5分が鯨尺の1尺となっています。土木建築などの業界で使われている寸法になりますので、今回ご案内する鯨尺とは全く異なりますのでご注意ください。
1尺は何センチ?
1尺は約38センチ、正確には37.88センチとなります。
また、尺以外の寸法として1尺は10寸(すん)、1寸は10分(ぶ)、10尺は1丈(じょう)となります。
基本的にはお客様がわかりやすいように現代寸法のセンチ、ミリ等のご案内しているお店が多いと思いますが、まだ一部では鯨尺で表記している所もあると思いますのでご参考にしてください。

鯨尺はいつ使われていたの?
元々は江戸時代から使われていた裁縫用の物差しです。
クジラのくじらひげでつくられたことに由来すると言われておりますが、真実かは不明です。
1959年以降はメートル法による統一のため使用は禁止されていたが,1977年に再度使用が可能となりました。

現在はあまり利用されなくなってきました鯨尺ですが、覚えておいて損はございませんので是非知識の片隅に置いておいても良いかと思います。
尺で表記されているものを見つけたとしても、今ですと1尺の長ささえ暗記しておけばスマホの電卓などですぐに計算してセンチに変換できるはずですし困ることも少ないかと思います。
是非鯨尺の単位も覚えてさらに和装の世界を楽しんで下さい!

