
こんにちは、お祭天国の店長です。
先日、今年から衣装担当を任されたばかりというお客様から、こんなご相談をいただきました。「本番まであと2ヶ月になって、やっと前任者から引き継いだ資料を見たんです。同じ衣装を揃えようとサイトを開いたら、もう売り切れていて…どうしたらいいでしょうか」
正直、この時期にこういうお電話をいただくと、こちらも胸が痛くなります。お気持ちはよくわかります。でも残念ながら、本番が近づくほど「できることは限られていく」というのが現実なんです。今日は、来年こそ同じ思いをしないために、私が現場で見てきたことをお話ししますね。
よさこい衣装は「欲しいときに買える」ものじゃないんです
普段のお洋服と同じ感覚で「必要になったら買えばいい」と思っていると、本当に痛い目を見ます。みほさんのように初めて担当を引き受けた方ほど、この感覚のズレで困ることが多いんです。
よさこい衣装には、はっきりとシーズンがあります。全国のチームが夏の本番に向けて動き出すタイミングは、ほぼ一斉なんですね。みんなが同じ時期に同じような商品を探すので、人気のデザインや定番の色から順番に消えていく。気づいたときには、選びたかったものがほとんど残っていない、というのが毎年の光景です。
「間に合わなかった」チームに起きること

オーダーメイド(一からデザインを起こして作る注文方法)はもちろん間に合いません。既製品も、在庫がなければどうすることもできないんです。
そうなると最終的には「残っているものの中から、なんとか妥協して選ぶ」という形にならざるを得ません。チームみんなで決めたイメージがあったのに、それを諦めて別の衣装にする。これって、衣装担当として一番つらい瞬間だと思うんです。「私のせいで、本当はもっと素敵な衣装にできたのに」って自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。
ただ、これだけは言わせてください。一度この経験をしたチームは、翌年から本当に強くなります。「もう同じ思いはしたくない」と動き始めるからです。失敗が一番の先生になる、というのは衣装選びでも同じなんですね。
ベテランの衣装担当さんは「冬」にはもう動いています
長くよさこいを続けているチームの衣装担当さんを見ていると、夏の本番が終わった直後から、もう来年のことを考え始めています。秋にチームでテーマを話し合い、冬のうちにうちのような業者へ問い合わせ、年明けには発注を済ませている、というところも珍しくありません。
「いやいや、さすがに早すぎませんか?」と驚かれる方もいるんですが、これがトラブルなく本番を迎えるための、ごく現実的なスケジュールなんです。デザインを言葉にするのが苦手な方ほど、相談する時間を長く取れる早めの時期が向いています。焦って決めると、後から「あれ、こんなはずじゃなかった」になりがちですから。
「本番の1ヶ月前には全員分が手元にある」を目標に

本番ギリギリに衣装が届いても、サイズの確認や、丈の微調整をする時間が取れません。実際に衣装を着た状態で踊り合わせをする時間も持てないので、本番でバタつく原因になります。みほさんが一番心配されているサイズの問題も、結局は時間との戦いなんです。
ですから、私が現場で見てきた感じでは「本番の1ヶ月前までに全員分の衣装が揃っている状態」を目指して、そこから逆算してスケジュールを組むのが一番安全です。
発注してから手元に届くまで数週間はかかりますので、少なくとも本番の2〜3ヶ月前には発注を完了しておきたいところですね。
「今年はもう遅いかも」と感じている方へ
もし今、「私が引き受けたタイミングが遅すぎたかも…」と感じていても、まずは諦めずに今の在庫状況を確認してみてください。うちでは在庫をリアルタイムで把握していますので、「今からでも間に合う選択肢」をご一緒に探すことができます。
前任者から急に引き継いだ方、衣装発注が初めての方、どんなご相談でも大丈夫です。一人で抱え込まずに、まずは声をかけてくださいね。

