
こんにちは、お祭天国の店長です。
先日、今年からよさこいチームの衣装担当を任されたという女性のお客様から、こんな相談をいただきました。
「メンバーの中に今年から踊り子デビューする子が何人かいて、衣装を選ぶときに何を基準にしたらいいか分からなくて…見た目で選んでいいんでしょうか?」
とても良い質問なんです。今日はこの相談を入り口に、初めて踊る人を抱えるチームの衣装担当さんへ、現場で見てきたリアルな話をお伝えしますね。
真夏の本番は、想像の3倍きつい

よさこいの本番は、ほとんどが7〜8月の真夏。炎天下の中、重ね着した衣装で大音量に合わせて全力で踊り続けます。
みほさんのように衣装担当を任されたばかりだと、「メンバーが汗だくになる中で衣装が動きにくかったら…」と不安になる気持ち、よく分かります。実際、初年度の踊り子さんから「想像の3倍きつかった」「なめてた」という言葉が出てくるのは、毎年のことなんです。
だからこそ、衣装担当さんが「動きやすさ」をしっかり押さえて選んでくれているかどうかで、新人さんが本番を笑顔で終えられるかが変わってきます。
ジャージで踊るのと衣装で踊るのは別物です
これは衣装担当さんにこそ知っておいてほしいんですが、練習用のジャージと本番の衣装では、体の感覚がまるで違います。
帯(腰に巻く太いベルト状の布)を締めると腹圧が変わります。袖のある上衣だと腕の振りに影響します。地下足袋(指先が二股に分かれた踊り用の靴)は普段のスニーカーとは足裏の感覚が全く違うんです。衣装の重さや素材感が、そのまま体の動きに響きます。
「届いてから本番までに一度も衣装を着て練習できなかった」というチームさんから、本番後に「踊りにくかったとメンバーに言われてしまった」というお声をいただいたこともあります。担当さんに余裕を持って発注していただいて、本番前にメンバー全員で衣装合わせを兼ねた練習日を作っていただくのが、私が現場で見てきた感じでは一番失敗しないやり方です。
それでも続けたくなる魅力があるんです
「初年度はきつい話ばかりで、新人さんに勧めにくくなりませんか?」と聞かれることもあるんですが、不思議なもので、2年・3年と続けていくうちに体も慣れて、演舞の楽しさがどんどん増していくんですよね。
大人になってから、仕事でも家族でもない仲間と一緒に夢中になれる場って、なかなか作れません。きつい練習も、衣装の準備でバタバタするのも、一緒に乗り越える仲間がいるからこそ思い出になる。みほさんのような担当さんが裏で頑張ってくれているからこそ、その思い出が形になるんです。
担当さんへ。衣装は「動きやすさ」を最優先に

「デザインのイメージを言葉にできなくて…」「派手さと動きやすさ、どっちで選べばいいですか?」というご相談も本当に多いです。
私からお伝えしているのは、迷ったら「動きやすさ」を最優先にしてください、ということ。見た目の華やかさだけで選んでしまうと、本番でメンバーが「腕が上がらない」「帯がきつくて息が苦しい」と苦戦することになります。特に新人さんが多い年は要注意です。
具体的には、生地の伸縮性(伸び縮みのしやすさ)、袖の形(バンザイしても突っ張らないか)、丈の長さ、帯の締め付け具合あたりを基準にしていただくと外しにくいですよ。うちでは、動きやすさを重視したよさこい衣装をいろいろ取り揃えています。生地感やサイズ感で迷ったら、遠慮なくお声がけください。担当さん1人で抱え込まないことが、何より失敗を防ぐコツです。
衣装選びで迷ったら、お気軽にご相談くださいね。


